ツノ系カメレオンの飼い方


カメレオンの飼い方 エボシカメレオン パンサーカメレオン パーソンカメレオン
ツノ系カメレオン コノハカメレオン コオロギのキープ 100均で作ろう


 このコーナーではツノ系(ツノのない種もいます)いわゆるミツヅノカメレオン亜属(Trioceros)の仲間の飼い方について書いていきたいと思います。全般に高湿度で冷涼な温度を好む種が多く、エボシカメレオンやパンサーカメレオンより飼育難度が少し(かなり?)高いです。とは言え、カメレオンの基本さえ押さえれば、長期飼育・繁殖も可能です。

ジャクソンカメレオンの飼い方


ジャクソンカメレオン・キサントロプス亜種(♂) 

●原産地・種類名・全長 学名 Chamaeleo jacksonii
英名 Jackson's Chameleon
和名 ジャクソン カメレオン
分布 ケニヤ タンザニア ハワイ(人為分布)
全長 18〜35cm
●特徴

基亜種jacksoniiの他、xantholophus(キサントロプス)、merumontanus(メルモンタヌス)がいる。キサントロプス亜種が全長でも最大種であり、温度湿度の順応性が高く日本国内でも最も流通し、また、3本角のカメレオンということで、人気が有ります。

●飼育ケージ・レイアウト 本種の場合、全面網のトリカゴ式ケージがいいでしょう。通気性が悪いとすぐ調子を崩します。真夏(7〜8月)と冬(12〜2・3月)以外は屋外飼育もいいでしょう。ケージ内には必ず生きた植物でレイアウトしましょう。霧吹きも多めに。
●給餌方法 イエコオロギでよい。ミツヅノのグループに共通して言えることですが、若干小さめのサイズのコオロギを好む傾向があります。
●給水方法 このグループのカメレオンは非常によく水を飲みます。大げさな言い方ですが、「ゴクゴク」という感じです。水質管理が難しいですが、ポンプ等を用いて水を常時循環させるようなシステムもいいでしょう。
●飼育温度・湿度 キサントロプスの場合ですが、日中25℃、夜間5℃程下がればいいです。
●雌雄判別法 本種は胎生です。交尾後、7〜9ヵ月後に10〜20匹程度のベビーを産みます。オスメスともに極小のツノがありますが、1〜2ヶ月くらいすのとオスはツノが大きくなります。


キサントロプス(メス)


ルディスカメレオンの飼い方



ルディスカメレオン(♀)

●原産地・種類名・全長 学名 Chamaeleo rudis
英名 Mountain Dwarf Chameleon
和名 ルディス カメレオン
分布 ケニヤ ルワンダ など
全長 12〜15cm
●特徴

ズングリした体型と美しい色彩が人気の小型の胎生種。高湿度を好み高温に弱く、それでいて、バスキングが大好きというちょっと難しい種類です。照明は、熱を出さないで紫外線光量の多いメタハラ等がいいでしょう。夏さえ乗り越えれば、飼育そのものはラクで丈夫な種類です。その反対に、冬の低温には非常に強いです。

●飼育ケージ・レイアウト 本種の場合も、全面網のトリカゴ式ケージまたはネットのものがいいでしょう。ただし、小型種ですので、トリカゴの網目に首が挟まってしまう事故がありますので、細かいネット式のものが良いと思います。通気性が悪いとすぐ調子を崩します。真夏(7〜8月)と冬(12〜2・3月)以外は屋外飼育もいいでしょう。ケージ内には必ず生きた植物でレイアウトしましょう。霧吹きも多めに。
●給餌方法 イエコオロギでよい。ミツヅノのグループに共通して言えることですが、若干小さめのサイズのコオロギを好む傾向があります。ハニーワームは嗜好性は高いですが、消化が悪いように思います。本種はかわいらしい姿とは裏腹に意外と貪欲で、少し大きなコオロギでも捕食してしまうことがあります。ところが、あまり噛まずに飲み込むので窒息死してしまった事故があります。コオロギのサイズには注意してください。
●給水方法 このカメレオンも非常によく水を飲みます。切らさないようにしましょう。ドリップよりも霧吹きのシズクが葉にキラキラすると良く反応します。
●飼育温度・湿度 日中25℃、夜間5℃〜10℃程下がればいいです。
●雌雄判別法 本種は胎生です。交尾後、7〜9ヵ月後に8〜12匹程度のベビーを産みます。ベビーからヤング個体の雌雄差ですが、なんとなく、オスはモスグリーン、メスは茶色っぽいです。100%ではありませんのでご了承ください。成長するとオスは体側の黄色がより鮮やかになります。また、オスは尾部が太く頭部もメスに比べ若干大きくなります。


母体から産み落とされた直後のもの。薄い羊膜にくるまれています。
やがて、自力で羊膜を破りベビーが出てきます。
ルディスは胎生種でこんなに小さいベビーを産みます。生まれた当日からエサを食べますので、小さなイエコを準備しましょう。出産間近のメスをトリカゴ等に収容しますと、生まれてきたベビーが逃げていってしまうので注意してください。
ベビーの飼育風景。他のベビーと特別変わりませんが、涼しい環境においてください。真夏はエアコンで25℃以下に。親よりも更に、高温に弱いと思われます。水分補給と湿度保持の為に、まめにキリフキしてください。
およそ半年後。
1年後、オスです。
妊娠した♀。腹部が異様に膨らみます。
この写真と下の写真は共に生後4ヶ月のもの。ルディスヤング個体、オスです。尾部がメスに比べかなり太いです。早いものは、交尾行動を示すオスもいます。
ルディスヤング個体、こちらは4ヶ月のメスです。このころになると、メスの特徴である体側の白いラインが目立ってきます。



まだまだたくさんいます。他のツノ系カメレオン

ヨツヅノカメレオン グラシリオール亜種 (オス)。導入後しばらくは、本来の色をなかなか見せてくれません。
グラシリオール亜種のメス
ヨツヅノカメレオン グラシリオール亜種 (オス)。グリーンが鮮やかです。
ワーナーカメレオン(♂)。3本角とフラップからトリケラトプス(恐竜)のようなカメレオンとして、人気があります。通常は茶褐色と地味めですが、発情するとグリーンの部分が際立つようになります。
ワーナーカメレオン(♀)。写真のような1本角の♀の他、まったく角のない♀個体もいます。胎生種です。


その他のカメレオン

ミツヅノカメレオン亜属(Trioceros)の仲間ではありませんが、
ハチノスカメレオン属の紹介をします。国内ではフィッシャーカメレオン
主にWC個体が流通しています。

フィッシャーカメレオン、オス個体。フィッシャーは3亜種いるとされております。写真の個体は背中のクレストが前方1/3なので基亜種B.f.fisheriかと思われます。
立派な1対の角があります。メスにも短いながら、あります。ケージのセッティングは低温度高湿度のツノ系に準じて良いと思います。飼育は比較的易しい部類です。
フィッシャー(♀)です。オスメスともナゼか土に潜りたがるので、保湿も兼ねて、土があるケージが良いかもしれません。